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2009年9月14日月曜日

『こんな話を聞いた』(阿刀田高/新潮文庫/2007) 


「こんな話を聞いた」(阿刀田高 新潮文庫)読了。

 人生初ジャケ買い。版画の表紙ってめずらしい。なかなかに絵がキモイ。これはウサギなのか?手に持ってるのはなんなの?ていうかこの状況はなんなの?本の内容とは全く関係ない気がするし。好きです。こういうの。

 怖かった。短編の一個一個に力があって、存在感があって、怖い。ちょっと湿っぽい雰囲気で、ちょっと薄暗くて、ちょっと星新一を思い出した。星さんより、カメラが登場人物に近い感じがする。ウルトラセブンの、怖い話の回的な怖さ。
っていうか、規模が小さい怪奇大作戦っぽい。


 どの話も、“こんな話を聞いた”という文句で始まる。何篇か読むと、そう言われるだけで、脳みそが物語の受け入れ態勢を取る。すっ、と物語に入り込めるようになる。


 疲れた時のショートトリップに良いかも~。

2009年6月12日金曜日

『もの食う人びと』(辺見庸/共同通信社/1994)

冷凍ポップオーバーはトースターで焼いた。普通においしかった。

『もの食う人びと』(辺見庸/共同通信社/1994)を読んだ。
食べ物を食べるその瞬間は、人間はみな同じ、生物はみな同じと思った。
人も猫も蚊も、食べなきゃ生きていけないところはみな同じ。
生きているからには、死ぬときも、みな同じように経験する。
生き方は多種多様に見えるけれど、本当は同じことをしている。
生まれて、食って、排泄して、死ぬ。
食べずに死ぬ生き物もいるけど。そういうのは結構短命。
人間は割と長く生きるから、死ぬことや生きていることを忘れがちなのかもしれない。
だから、食べなきゃ生きられないようにできているのかしら。
食べるときだけでも、みな同じように生きてることを、いつか死ぬことを、思い出せるように。

きょうはもっと味わって飯食おう。

この本のこと、教えてくれた塾の先生は元気かな。やっと読めた。