2009年6月12日金曜日

『もの食う人びと』(辺見庸/共同通信社/1994)

冷凍ポップオーバーはトースターで焼いた。普通においしかった。

『もの食う人びと』(辺見庸/共同通信社/1994)を読んだ。
食べ物を食べるその瞬間は、人間はみな同じ、生物はみな同じと思った。
人も猫も蚊も、食べなきゃ生きていけないところはみな同じ。
生きているからには、死ぬときも、みな同じように経験する。
生き方は多種多様に見えるけれど、本当は同じことをしている。
生まれて、食って、排泄して、死ぬ。
食べずに死ぬ生き物もいるけど。そういうのは結構短命。
人間は割と長く生きるから、死ぬことや生きていることを忘れがちなのかもしれない。
だから、食べなきゃ生きられないようにできているのかしら。
食べるときだけでも、みな同じように生きてることを、いつか死ぬことを、思い出せるように。

きょうはもっと味わって飯食おう。

この本のこと、教えてくれた塾の先生は元気かな。やっと読めた。

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